2007.2/下旬 3本



ミライが生まれてから、映画を見に行けなくなった。
冷静に考えると、あと数年は(ミライがおとなしく座って映画を見てくれるようになるまでは)夫婦で映画館に行くことができないわけで、考えるだけで気が遠くなる。

ということで、DVD三昧。


I am Sam : アイ・アム・サム [DVD]

I am Sam : アイ・アム・サム [DVD]

★★★★★→→"親"は見るべし。
ヤバい、泣いた。すげー泣いた。途中から涙が止まらなかった。ただ一途に子を思う親の愛情は、知能や知識や理屈とは違う次元にある。「良き親になりたい」というサムの想いは、すべての親に共通する普遍的な願いでもある。親になったばかりの今見ると、かなり泣けました。思い出してもウルッとくる。作品としてもう少しクールに見ると、ショーン・ペンダコタ・ファニングの圧倒的な演技力あってこその映画。マジですごい。「演じる」ということの真髄を見せ付けられた感じ。
この映画を「自閉症や障害者の育児をテーマにした映画」と見るのか、「純粋に親子の愛情の深さを描いた映画」と見るのかで評価は幾分変わるだろうが、ぼくは断然後者。素直に見て、素直に感動するべき映画だと思った。あと、ファンとしては、改めてビートルズの偉大さを感じさせられた作品でもある。必見。



ギター弾きの恋 [DVD]

ギター弾きの恋 [DVD]

★★★★★→→心温まる灯火のような映画
I am Sam : アイ・アム・サム [DVD]」のすぐ後にこの作品を見たのだが、ショーン・ペンの演技の幅広さにまず感動。同じ人とはどうしても思えない。つーか、顔が明らかに違う。紛うことなき天才役者だと再認識。
天才ギタリストの悲劇を描いた作品だが、ウディ・アレンらしく、ユーモアある悲哀が描かれていて、見終わった後にポワンと心が温まる。こういうのは結構好きだな。一言で言うと「素敵な」映画です。ウディ・アレン独特の演出方法は「セレブリティ [DVD]」のように外れに終わることも多いが、本作は間違いなくアタリだと思う。個人的には。



サイレントヒル [DVD]

サイレントヒル [DVD]

★★★☆☆→→気持ち悪い・・・悪くはないけど・・・
人気ゲーム「サイレントヒル」を映画化した作品。ゲームはまったくやったことがなかったので、少々不安だったが、サイコホラーっぽいのを期待してレンタル。→結果、半分アタリ、半分ハズレ。説明不足な展開・CG丸出しのクリーチャーなど、ゲームを基盤にした部分はやはり微妙だった。作中で初めてクネクネしたクリーチャが出てきた時は「あっちゃー、やっちゃった・・・」と思ったのだが、最後まで見ると、それなりにストーリーも練られていて、悪くない。しかし、これもゲーム原作の弊害だと思うが、スプラッタ表現が余りにもキモすぎ&グロすぎ、つまり直接的すぎる。これから借りる人は覚悟した方が良いです。

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++ from a.s
++ get slow life,
++ and smile.

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