商材として、輸入食材の可能性



「輸入食材」が好きだ。
特に、

  • サラミ
  • 生ハム
  • チーズ
  • パン
  • ワイン
  • 瓶詰め・缶詰
  • スパイス

なんかが大好き。

サラミや生ハムを数種類と、トロトロに熟したウォッシュチーズ、薄くカットしてオーブンで焼いた天然酵母のルヴァン、赤ワインが並ぶ食卓は、ぼくにとっては正に夢心地のひとときだ。


でも国内でそういった輸入食材を探そうとしても、なかなか難しい。
置いてある店が圧倒的に少ないのだ。


ない、わけではない。
今では大体のスーパーが、上記の食材を網羅している。
だが、種類が少なすぎる。また、日本人向けのクセのないものしか扱っていないことが殆ど。


日本のスーパーで「チーズ」と言えば、カマンベール、ブルーチーズ、パルミジャーノくらい。美味しいウォッシュチーズが食べたくても、「Le Pie d'Angloys(ピエタングロワ)」しかないことが多いし、サラミや生ハムも、似たようなメーカーのものしか置いていない。


これ、非常に不満。
ぼくは「Epoisses(エポワス)」の強烈な匂いが大好きだし、ナッツの香り漂うサラミや生ハムを心ゆくまで味わいたい。
大振りの瓶詰めツナやアンチョビ、真っ赤なイタリアントマトで作った料理を食べたいのだ。


でも、ない。
まったく、という訳ではないが、よっぽど探さないと見つからない。
ましてや都内でもちょっと郊外に出ると、ほぼ手に入らないと言っていい。


「世間にないのなら、自分が取り扱えないものか」


その純粋な気持ちが、「好きなものを扱う」ことに決めた今回のチャレンジの始まりとなった。


しかし、モノが溢れている日本国内において輸入食材がマイノリティの地位にあることには、理由があるはず。


そんなわけで、少し調べてみた。

【食材輸入販売業の市場が小さい理由】

  1. 食品衛生法などによる輸入規制
  2. 関税や物流コストなどによる価格競争力
  3. 日本人の「食」に対する保守性
  4. 安定調達先確保・保存等管理の難しさ

主に、こんなところか。
これは、そのまま参入障壁とも言える。


1については、食肉関連商品の場合、輸入の際に都度検疫等で安全性の担保が要求されるだけでなく、そもそも厚生労働省が認めた工場の商品でないと輸入できない、というルールがあるらしい。これはかなりハードルが高い問題・・・


2については、まずコストを細かく分解してみて、まともに利益が出るのかを検証してみる必要があるな・・・


3は・・・まあ大丈夫だろう。ぼくは好きだし。無論戦術的には啓蒙的な売り方をしていく必要はあるだろうが、そもそもユーザーニーズ分析のサンプルは自分only、という所からスタートしているので、今は深く考えないことにする。


4は、サービスのオリジナリティという部分と、運営管理という部分の問題を孕んでいて、恐らく一番ポイントとされる部分だろう。実は調達先については、追って色々考えていることがあり、上手く運べば何とかなりそう。
保存に関しては、やはり始めは賞味期限のながーいものから扱うしかないとは思う。
いきなりチーズは難しいか。
ワインは酒類販売業免許なんかの問題でとりあえずスルー。
サラミなんかは結構保存効きそう。
瓶詰め、缶詰もOK。
生鮮食品は厳しい。


以上、諸々考えてみても、つくづく大手が有利な分野だよなあ。
まあ、そんなのは始めから分かっていることだが・・・

やはり、大ロットに勝てる戦術は、商品のオリジナリティ、ということになろうか。

今日のまとめ。

【競合】

  • 都内の一部輸入食材店
  • ネット通販
    • 全体として、取扱店舗が少ない。まだまだ市場拡大の余地有り。

【取り扱い商品】

  • 保存がきく輸入食材。
    • サラミ・瓶詰め缶詰等。


【解決すべき問題】

  1. 食品衛生法などによる輸入規制
    • To do:規制内容の詳細調査
  2. 関税や物流コストなどによる価格競争力
    • To do:コストの細分化→調査、利益のシミュレーション
  3. 日本人の「食」に対する保守性
    • To do:とりあえずスルー
  4. 安定調達先確保・保存等管理の難しさ
    • To do:商材選別
  • キーポイント:商材のオリジナリティ

んー・・・書くのは簡単。