臨月



後期検診も終わり、とうとう臨月に入った。


8-9ヶ月辺りには下がり気味のお腹を助産婦さんにかなり心配された嫁さんであるが、10ヶ月目に入るか入らないかの時期になってすっかり落ち着き、先日の検診で「これからはどんどん動きなさい」というアドバイスをもらった。
この時期はしっかり動いて徐々に赤ちゃんを下ろし、出産に備えていく必要があるらしい。


現在、ピヨコ(子供の愛称)は2,600g。
もういつ生まれてきてもOK。
ちなみに、性別はおそらく"男"。


いよいよだ。
でも、実はまだ実感がない。
ふわふわした奇妙な感覚。ほんとに父親になるんだなあ・・・へえ、そうなんだ・・・みたいな。
多分出てくるまでこの状態は続くのだろう。


この時期までくると、早く会いたくて仕方がない。
夫婦二人して「早く会いたいね」と呟く日々。


まだ見ぬ我が子は、どんな顔をしているのだろうか。
どんな声で泣き、どんな笑顔を見せてくれるのだろう。
性格はどんなだろう?やっぱ親に似て気が強いのだろうか。
運動神経が良い子かな?
それとも勉強が得意な子?
考え始めるときりはないが、やはり想像してしまう。
出会える瞬間の感動を。
共に過ごすこれからの日々を。


健康であれば、それでいいや。
できれば心の優しい子であって欲しいけど。
どんな時でも他人を思いやれるような。


子供の成長のために、親としてやらねばならぬことは、山ほどある。
「親の義務」とは、子供が健全に成長する環境を作ってあげること。
できることとできないことはあっても、そのために努力してあげること。


そういう当たり前の義務が果たせていない親も、昨今ではたくさんいるのだろう。
思い描いているような家族を築けるかどうかは、自分達次第だ。


頑張らねば。肩肘張らず、でも精一杯努力して。


子供って、こんなにたくさんの「想い」を背負って生まれてくるものなんだなあ。










あ・・・名前どうしよう・・・


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++ from a.s
++ get slow life,
++ and smile.

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