2007.5/頭 2冊



社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論

★★★★★→素晴らしく価値のある本です。必読!
これはアタリです。パタゴニア創業者のイヴォン・シュイナードが、自らの創業記を通して、経営者のあり方、また人としてのあり方を綴った珠玉の一冊。利益追求一辺倒でなく、人間は地球に生かされている、ビジネスもまた地球に生かされている、という理念を貫いた彼の半生は、「今を生きる」ために必要なものを教えてくれる。決して堅苦しい経営書ではなく、また自慢話満載の「自分記」でもなく、一冊通じて流れる等身大でシンプルな彼一流の哲学は、大きな地球の上で生きる人間という生命体が果たすべき役割を示唆している。これ読んで人生観変わる人はたくさんいると思う。本当にオススメ。世にもっと広めたい!と思える本に、久しぶりに出会った。ありがとう、イヴォン。
P.S.ぼくも将来こんな会社を作りたいなー、と思いました。



経営戦略のトリセツ[取扱説明書]

経営戦略のトリセツ[取扱説明書]

★★★★☆→これもオススメ!経営戦略の手法が簡単に説明されている
事業推進に経営戦略がいかに必要かということと、各戦略手法の内容が網羅された一冊。堅苦しいお題が非常に柔軟に説明されていて、小難しい本を読むとのび太君になってしまう人でも読み進むことが苦にならないだろう。各チャプターはさほど深くは語られていないが、何より網羅してあることが重要。いずれにしろ手法自体はケースバイケースで応用していく必要があるんだろうしね。
ちなみに、ケーススタディとして、章ごとにとある電器メーカー内新規事業開発の物語がコメディタッチで挿入されているんだけど、これが非常にユルくてイイ。体育会系の若手男性社員としっかり者の女性社員が経営戦略を学びながら成長していくっていうストーリーで、途中で徐々に二人が両思いになって、最終章ではなんと結婚までしてしまう。経営戦略にまったく関係ないベタな流れ、ステキです。



                                          • -

++ from a.s
++ get slow life,
++ and smile.

                                          • -