パンチェッタを作ってみた
ウチの夫婦は「食」にうるさい。
基本出来合いの惣菜などは絶対口にせず、食べたいものは何だって自分達で作る。
カレーだって、ルーはヒトカケラも使わず、ゼロからホールスパイスを炒めて作る。
二人ともそう。
なので、エンゲル係数は比較的高い。
そんな生活をしていると、ちょっと変わった食材に惹かれる習性が付く。さらに、もっともっとと、より本格的なものを追求するようになる。
大好きな輸入食材店で毎度実に色んなものを買う。
パンチェッタという食材がある。
日本ではほとんど見かけることのない食材だ。
輸入食材店でも、置いてるところをまだ見たことがない。
このパンチェッタ、一言で言うと「生ベーコン」である。
個人的にもっとテンションが上がる言い方をすると、「塩漬け豚肉」。
本場のカルボナーラに入っていることで有名なイタリア食材だ。
↑こんなの。分からんか。。。
昔から気にはなっていたのだが、いかんせんどこに行っても売っていないため、まだ食べたことがなかった。
先日、ふとしたことから「じゃあ、作ってみようか」ということになり、ついに家で加工食材を作ることに。
- まず、スーパーで豚バラ肉のブロックを買ってくる。
- 次に、脱水シートを買ってくる。(ピチットシートなど)
- 豚バラ肉を料理用の密封できる袋にぶちこむ。
- 冷蔵庫で一晩寝かせる。
- 翌日、豚肉から水分(血)がたっぷり出て袋に溜まっているはずなので、それを捨てる。豚肉はクッキングシートで軽く包み、バットや皿に移してしばらく置いて表面の水分を取る。
- ここからが本番。豚肉をピチットシートで四方隙間なく包み、輪ゴムでしっかり結わえる。その後、冷蔵庫へ。
- 一晩経つとピチットシートがかなり水分を吸い取ってるはずなので、シートを替えて再度冷蔵庫へ。
- 後は「ピチットシート交換→冷蔵庫で寝かせる」の繰り返し。はじめの1週間くらいは毎日シートを交換し、2週間目に入った辺りから、2-3日ごとに交換。シートの吸水具合を見ながら。大体3-5日目くらいから、生ハムのような匂いになってきます。
※要は塩と脱水シートの力で、豚肉の腐敗を防ぎつつ強制的に水分を抜いていくわけです。すると良い感じに熟成されて、旨み成分が凝縮されるという理屈ですな。
で、丸2週間後。
表面色はかなり飴色に変化している。水分がかなり抜けて、肉質は締まって結構硬い。
切ってみると、中は意外に鮮やかな赤。全体的に透明がかって、生ハムみたい。
早速味見・・・といきたいところだが、豚肉の鮮度がマルエツレベルなのと、本場イタリアと日本の気候は違うため、この方法で作ったパンチェッタは生では食べられない。
仕方なく、軽く焼いて食べてみると・・・う、う、美味い!!!超美味い!!!
見た目に残る豚肉っぽさからは考えられない芳醇な香り、濃厚な味わい。
とろけますよ・・・これは・・・
速攻嫁さんがパスタを作ってくれた土曜日の午後。
作り方も簡単だし、超オススメです。
騙されたと思ってやってみて。マジで美味しいから。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
++ from a.s
++ get slow life,
++ and smile.
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-