2006.8/中〜下旬 4冊



★★★★☆→直接役立ちそう。企画職の方へ
なかなか面白い。
一言で言えば、アイデア開発の手法がフランクな表現でたくさん紹介されている本。
ただ、著者自身のやり方が主観的に書かれているので、受け止め方は人それぞれかも。
でも、ぼくはかなり共感できました。
明日からでも使える実践的な手法も多く、アイデアの出し方、育て方に苦慮している人にはオススメ。



プリンシプルのない日本 (新潮文庫)

プリンシプルのない日本 (新潮文庫)

★★★☆☆→白州次郎ファンへ
「Noと言える日本人」白州次郎の随筆集。
まあ、ほとんど怒りに満ちた時事評論なんだけど。
背筋に一本芯の通った著者の人となりが良く分かる。
ファンは買っておいて損はないかも。



風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

★★★☆☆→伝記好き、パイオニア好きな方へ
白州次郎の伝記的な書籍。
ファンの集い、みたいな団体が発起人となって書かれたようで、全体的にちょっと美化しすぎているきらいはあるけれど、清廉な印象。
悪くない。
とにかく活字の中の白州次郎は、いつでも男らしく一本気なレジスタンスで、何よりその人間的魅力と優しさに、読んでいる方までついつい惚れ込んでしまいそうになる。
生きる勇気が湧く一冊。(あと、戦後史の勉強になります)



★★★☆☆→仕事とは?を知りたい方へ
連載「私の履歴書」の文庫版。
松下幸之助の本は、本当に良くまとまっていると思う。いつも感じることだが。
やはり優れた人物には、すべからく基本的な理念がある。
金を幾ら稼ごうとも、理念のない人物は所詮小物。
人の価値は、揺ぎ無い理念と、理念に裏打ちされた信念とそれを反映させたライフスタイルで決まるのだなあ。
そんなことを思い知らされる一冊。

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++ from a.s
++ get slow life,
++ and smile.

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